オープンエンド糸の特徴
Tシャツに使用される紡績糸には「リングスパン糸」と「オープンエンド糸」の2種類に分類されます。
糸の元になる綿花の繊維は長さが短いため、そのままでは糸にすることができません。
そこで一本の糸にするために様々な工程があり、紡績の方法によって2種類の糸「リングスパン糸」と「オープンエンド糸」ができあがります。
なかでもオープンエンド糸は、フェリックの主力商品であるOE (オープンエンド)シリーズとして、多くのお客様にご好評いただいておりますので特徴や機能等をご紹介いたします。
1.オープンエンド(空気紡績糸)とは
オープンエンド糸の紡績は空気の流れる力を使って行うことで、繊維が撚り合う構造になっています。(綿菓子を作るようなイメージです)
そのため繊維の中に空気が多く含まれており、吸湿性が高く速乾性に優れているという特徴があります。
一方、リングスパン糸はロープをつくるように綿を撚って紡績された糸です。
糸の目が細くかく滑らかな着心地が特徴です。
日本で流通しているTシャツの多くはこのリングスパン糸を使って作られています。
またコーミングという工程により「カード」「コーマ」「セミコーマ」の3種類にグレードが分かれます。
2.特徴と機能
日本国内ではリングスパン糸が代表的ですが、アメリカ製のTシャツの多くは、実はこの「オープンエンド糸」を使って作られています。
・繊維の中に空気が多く含まれているため、吸湿性が高く速乾性に優れている!
・適度な空気を含んでいるためボリュームのある質感とザラッとしたシャリ感がある!
・着用と洗濯を繰り返す事で生地が馴染み着心地も変わり、見た目にもアジが出てきます!
・生地の凹凸がある事でプリントの定着も良くシルクプリントはもちろんインクジェットや転写プリントもオススメです。
3.オープンエンド糸を使用した商品
OE(オープンエンド)シリーズは6.2ozの肉厚で織られているものが多く、そのため洗濯を繰り返しても生地がよれずらいこともあり 『着ていく毎に生地が馴染む』 ことから業界で長く愛され、こだわりのTシャツとして選ばれ続けています。
〈CROSS & STITCH〉OE1116 オープンエンド マックスウェイトTシャツ
〈CROSS & STITCH〉RL1216 オープンエンド マックスウェイトロングスリーブTシャツ(リブ有り)
〈CROSS & STITCH〉OE1230 オープンエンド 3/4スリーブ ベースボールTシャツ
〈CROSS & STITCH〉OE1240 オープンエンド フットボールTシャツ